「キングダム」好きに読んでほしいおすすめマンガ・小説

人気漫画「キングダム」は、春秋戦国時代を描いた漫画で、13歳で王位継承した紀元前246年から天下統一する紀元前221年頃を舞台とした物語となっております。中国史を描いた漫画と言えば、これまで横山光輝先生の書かれた「三国志」が有名でしたが、三国志は西暦184年黄巾の乱から、晋が魏を滅ぼす西暦280年が舞台となっており、キングダムの約400年後となっております。

このほかにも中国を舞台としたマンガや小説がありますので、キングダム好きにはぜひ読んでもらいたいと思いますので紹介いたします。

その前に、歴代中国王朝名をざっくり覚えておくと時代の流れが把握しやすくなると思いますので、簡単な覚え方を紹介したいと思います。実は、童謡「うさぎとかめ(もしもしかめよ)」の替え歌で覚えることが出来ます。歌詞は以下の通りです。

 殷周秦漢三国晋(もしもしかめよかめさんよ)
 南北朝隋唐五代(せかいのうちでおまえほど)
 宋元明清中華民国(なによりおそいものはない)
 中華人民共和国(どうしてそんなに遅いのか)

どうでしょか?正確にはいくつか抜けていますがざっくりつかむにはオススメだと思います。

目次

漢三国晋南北朝隋唐五代宋元明清

紀元前11世紀「殷」の時代を描いた漫画として、藤崎竜先生の「封神演義」を紹介します。

殷周三国晋南北朝隋唐五代宋元明清

「秦」「漢」。この時代について書かれた有名なものと言えば、中国前漢の武帝の時代に、司馬遷によって編纂された中国の歴史書、『史記』(しき)だと思います。これを読みやすいように横山光輝先生がマンガにしてくれています。

また、秦が滅んでから漢の成立を描いた作品として「項羽と劉邦」があります。小説としては、司馬遼太郎先生が、マンガは横山光輝先生の作品があります。四文字熟語『四面楚歌』はこの時代の故事から生まれたもので、項羽と劉邦のクライマックスシーンとなります。

殷周三国晋南北朝隋唐五代宋元明清

「三国」時代は、蜀・魏・呉の三国が覇権を争っていた時代です。この時代を描いたものとしては、歴史書である「三国志」と明の時代に書かれた小説「三国志演義」がありますが。僕らになじみのあるのは後者の「三国志演義」をもとに描かれたものが多いです。

作品の紹介としてはここでは、吉川英治先生の小説「三国志」と横山光輝先生のマンガ「三国志」、李學仁先生原作・原案、王欣太先生作画の「蒼天航路」を紹介します。現在(2022年1月)、蒼天航路はkindleで3巻まで無料となってますので試し読みにどうぞ。

その他

アメトーークマンガ大好き芸人で紹介されたマンガをこちらの記事(第1回第2回)で紹介しております。また、懐かしい30年前のJUMP掲載マンガの記事はこちらです。