私の投資履歴⑭ 投資初心者向けのおすすめ本の紹介Part3

前回、前々回の記事で紹介した本などでお金や株の知識の基礎が身に付いた方に向けの本です。幅広い分野の情報を仕入れ取捨選択し、自分の投資スタイルの確立の役立てばと思います。

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目次

ステップアップしたい方向けの本

サラリーマン投資家がインデックス投資することの有効性について書かれた本です。結論は単純に「低コストのインデックスファンドに積み立て投資をし、それを長期で保有せよ」ということになりますが、その結論に至るまでの説明が投資初心者にとって長く役立つものになると思います。おすすめの3冊を紹介します。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

バートン・マルキール 著、日本経済新聞出版; 原著第12版 (2019/7/20)、512ページ

著者は、投信会社バンガードの社外取締役を務めた経済学者、マルキール氏です。全米では累計150万部を超えるロングセラーとなっています。本書では、これまでの歴史から株価はランダムに変動してきたという根拠があり、著者は「ファンダメンタル分析もテクニカル分析も市場平均を上回るリターンを上げ続けることはできない」と断言されております。非常にボリュームのある本ですが最新版は12版(2021年5月現在)となっており、「投資の名著」として絶賛されるベスト&ロングセラーの本です。

敗者のゲーム

チャールズ・エリス (著), 鹿毛雄二 (翻訳)、日経BP (2015/1/23)、276ページ

著者は米国の資産運用業界での権威であるチャールズエリス氏です。本書の内容を要約すると、「個人投資家はインデックスファンドに投資をし、それを長期で保有せよ」となります。私の運用方針の『退場しないで続けること』はこの本から学んだものとなります。株を始めた人と、始めた人で何を買ったいいかわからず立ち止まっている人に対し、一つの答えを与えてくれるものになると思います。

『投資の大原則[第2版] 人生を豊かにするためのヒント』(日本経済新聞出版; 第2版 (2018/7/5))も合わせて読みたい1冊になります。

ピーター・リンチの株で勝つ[新版]―――アマの知恵でプロを出し抜け

ピーター・リンチ (著), ジョン・ロスチャイルド (著), 三原 淳雄 (翻訳), 土屋 安衛 (翻訳)、ダイヤモンド社 (2001/3/8)、347ページ

著者は、全米NO.1ファンドマネジャーとまでいわれた株式投資界の伝説の人物であるピーター・リンチ氏です。その伝説の人物の書いた名著であり世界的ベストセラーとなっています。本著では、プロよりも個人投資家が有利である点が指摘されています。テンバガーという言葉の生みの親である著者は、株価が10倍になるような有望株の探し方を説明してくれています。基礎知識が身に付き、よりレベルの高い投資手法を学びたい方向けの1冊です。

デイトレード

オリバー・ベレス (著), グレッグ・カプラ (著), 林康史 (翻訳)、日経BP (2002/10/19)、293ページ

多くの方がデイトレーダー必読の一冊として押している古典的名著。デイトレードにおける心構えを記した本です。勝てるトレーダーになるためには自分で決めたルールに従うこと、心を揺らしてはいけないと書かれています。何度も読み返し、勝てるトレーダを目指したい人は読んでおくべき本の1冊だと思います。

元財務官僚が5つの失敗をしてたどり着いたこれからの投資の思考法

柴山 和久 (著)、ダイヤモンド社; 第1版 (2018/11/14)、234ページ

著者は財務省、マッキンゼーの経歴を経て、現在はウェルスナビ代表取締役CEOの柴山 和久さん。「5つの失敗から学んだ投資の鉄則」や「日本人が知らなかった”正しい”資産運用」など、長期・積立・分散投資の必要性がよくわかる1冊です。

全面改訂 超簡単 お金の運用術

山崎 元 (著)、 朝日新聞出版 (2013/9/30)、240ページ

著者は、資産運用がご専門の経済評論家 山崎元さん。資産運用、金融に関する多くの書籍を執筆されていらっしゃいますが、その中から1冊選びました。投資を行いたいけれど、実際には何から始めていいかわからない人にお勧めです。

その他 (今後読もうと思っている本)

お金は寝かせて増やしなさい(水瀬ケンイチ (著)、フォレスト出版 (2017/12/18)、252ページ)

投資

Posted by 知恵蔵