私の投資履歴⑪ 私の運用方針『退場しないで続けること』
私が資産運用をする上で最も大切だと考えていることは『退場しないで続けること』です。そのために、「①リスクヘッジする」ことと、「②自分に合った投資スタイルを見つける」ことが重要だと考えています。そのため、以下の基本ルールを定めています。
- 生活資金を確保した上で、余剰資金で資産運用する。
- 分散投資をする。
- 現物取引しかやらない(信用取引はやらない)
資産運用の目的と目標額
資産運用の主たる目的は老後に向けた備えです。年金の受給年齢が上がることを想定し、退職金、年金以外に資産を蓄え、その配当金を生活の足しにしたいと考えています。退職時の目標額は、3,000万円です。これは、配当利回り4%(税引き前5%)の場合、月10万円の配当がもらえる計算になります。
そこに向けたマイルストーンとして、早期に2,000万円の運用資産を作ることを目標にしています。理由としては、現役時には少なくとも月5万円の投資信託の積立を行いたいと考えておりますが、その積立資金をすべて配当で賄うために必要な金額となります。配当利回りは3%(税引き前3.8%)で見積もっています。
ちなみに、月1万円の配当を得るための資金は以下の通りとなります。厳密には日本株/米国株の区別、NISA口座/特定口座の区別をした上で計算しなければいけませんので目安としてお使いいただければと思います。
配当利回り3%(税引き前3.8%):400万円
配当利回り4%(税引き前5.0%):300万円
配当利回り5%(税引き前6.3%):240万円
アセットアロケーション
ここでは生活資金、防衛資金としての現金は除いています。運用資金を長期投資、短期投資を8:2くらいに分け、長期投資は基本的には積み立てたままにしておくもの。短期投資は、キャピタルゲイン狙い、株主優待狙いの銘柄となります。現時点で理想としている長期投資のアセットアロケーションは以下です。
株式:債権:コモディティ=70%:20%:10%
今後、株式から債券への割合を変更し株式:債権:コモディティ=40%:50%:10%を目指していくことを想定しています。
現状は、運用資産のほとんどを株式、投資信託に回しています。NISA口座の上限まで投資をしたかったことと今年から始めた投資信託の積み立て銘柄の選択の結果です。年末の積み立て銘柄見直しの際には、債権の積み立て割合を少し増やそうと考えています。また、コモディティについても定期積立を予定しています。金と仮想通貨の積み立てを検討しています。
現在の保有資産
日本個別株
日本の個別株は大きく3つのグループに分けられます。①株主優待狙い、②配当狙い、③値上り狙いの3つです。
①株主優待狙いですが過去の記事で書いた通り投資を始めたきっかけが株主優待でした。主な銘柄は「タカラトミー」、「スタジオアリス」、「オリックス」です。これらはしばらく持ち続けたいと考えてます。スタジオアリスは子育て世代にオススメの銘柄です(記事)。私も優待券を使ってお得に撮影しています。スタジオアリスでの撮影に興味のある方はこちらの 記事 も参考にして下さい。
②配当狙い、③値上り狙いをまとめて紹介しますが、銘柄はJ-RIETのETFとメガバンクとなります。配当利回りが4~5%となっており、ここでの配当を投資信託等に再投資しています。購入時期はコロナ後で、値下がりしていた時期でした。2021年4月現在は株価も戻してきているので『③値上り狙い』の銘柄では無いと思います。逆に言うと暴落の恐れもあるため保有量のバランスは考えなければいけないと思ってます。
米国個別株
米国の個別株はウォーレン・バフェットのまねっこで購入しました。具体的な銘柄としては、アップル(AAPL)、アメックス(AXP)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)、コカ・コーラ(KO)です。コロナ後に購入したため現在、含み益があります。BAC、KOは配当も良いためしばらく保持したいと思います。AAPLも今後の成長に期待している部分もあるのでしばらく保持したいと思います。個別銘柄の選び方が未熟なため、これ以上増やすことはないと考えています。長期的には以下で紹介する高配当ETF、インデックス銘柄へシフトしていきたいと考えています。
米国高配当ETF
米国高配当ETFとして、HDV、SPYD、VYMをそれぞれ保持しています。高配当ETFと言っても含まれる銘柄が異なるためリスク分散の意味で3つとも同程度の規模で保持しております。全世界・全米インデックスとのバランスを見ながら拡大していきたいと思います。長期投資を目的としたものであり、売却の予定はありません。配当金は再投資します。
全世界・全米インデックス
現在は、VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)を保持しています。今後は配当金再投資を中心にVOO(バンガード・S&P500 ETF)を購入していく予定です。こちらも長期投資を目的としたものであり、売却の予定はありません。
投資信託
2021年から始めた積み立てですが、具体的な銘柄と金額は以下の通りです。すべてNISA口座で運用しています。
毎月の積み立て銘柄、金額は以下の通りです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):25,000円
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):20,000円
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックス:1,000円
- eMAXIS Slim 新興国株式インデックス:1,000円
- eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX):1,000円
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):1,000円
- ひふみプラス:1,000円
「S&P500」と「全世界」についてはどちらかにまとめても良いとも考えましたが初年度ということで分散しました。その他の5銘柄はウォッチ指標として入れました。運用成績については、毎月お伝えできればと思います。
また、成長分野への投資として以下の3銘柄を購入しました。
- eMAXIS Neo ナノテクノロジー
- eMAXIS Neo バーチャルリアリティ
- eMAXIS Neo 自動運転
こちらは2021年2月~3月に20万円ずつNISA口座で購入しました。5年間保持することを基本としております。こちらも運用成績を毎月お伝えしたいと思います。
最後に、配当金の再投資、楽天ポイント投資として以下の銘柄を購入しております。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
積み立て用の銘柄と分けたかったため、除く日本を選択しました。
追加投資の方針
まず前提としてお伝えすると、今年は楽天証券でNISA口座(年間120万円)を選択しております。そのため上限の120万の枠は使い切りたいと考えております。保有銘柄でも紹介した通り、eMAXIS Neoシリーズの3銘柄をぞれぞれ20万ずつ購入しております。また、毎月5万円を積み立てる予定ですのでちょうど120万円となる予定です。
それ以外の追加投資についてですが、現時点では個別銘柄の追加は考えておりません。配当金や楽天ポイントについては以下の方針で追加投資をしたいと考えております。
日本株の配当金、楽天ポイント:eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
※積立中の銘柄とごっちゃにならないよう銘柄を分けました。100円単位で追加購入します。
米国株の配当金:VOO
配当金が単元に達したタイミングで追加購入します。米国高配当株はSBI証券で運用しており、買付手数料無料の対象銘柄から選択しました。 S&P 500を対象とした銘柄が、SPY/VOO/IVVの3つありましたが、手数料の低いVOOを選択しました。
運用実績報告
積立投資の成績と、成長分野の投資(eMAXIS Neoシリーズ)の運用成績を毎月お伝えしたいと思います。
これから運用を始める人へ
私は投資を始める前、始めてからいろんな本を読んだり、YouTube等で勉強しました。そこから得られた結論を簡単にまとめると以下のようになります。これから運用を始める人の参考になればと思います。おすすめの書籍については後程ご紹介したいと思っています。その他についても紹介したいと思ってます。
・投資の前にお金の勉強をせよ。
・生活資金、防衛資金は現金(円)で確保した上で、余剰資金を運用に回せ。
・投資の基本は、長期・分散・積立。
・全世界or米国のインデックス銘柄に積み立てよ。
・国は投資を推奨している。そのための優遇政策がNISAやiDeco。
・NISAは必ず活用すべき。NISA or 積立NISAの選択は人それぞれ。
・iDecoは手数料がかかる。手数料負けしないように注意すべし
・インデックス銘柄による長期・分散・積立の運用は結果が出やすいがつまらない。
・投資の実感がわく優待狙いの投資も若干入れてもいい。
最後に、投資は自己責任です。自らのリスク判断で取引を行いましょう。
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