実は優秀！ジュニアNISA口座の開設方法について
ジュニアNISA（未成年者少額投資非課税制度）とは、未成年の子供のため非課税で投資ができる制度です。2016年1月から制度が開始されましたが、2023年で制度が廃止されることが決まっています。制度開始時には使いづらいとされた制度ですが、廃止により魅力的な制度の変わりました。以下で、制度の詳細と口座開設方法について紹介します。お子様がいらっしゃる方は一度制度の利用を検討されることをお勧めします。
ジュニアNISAの概要
対象者：日本にお住まいの0歳～19歳の方
投資可能期間：2016年～2023年
非課税投資枠：新規投資額で毎年80万円が上限
非課税期間：最大5年
制度廃止前は、18歳まで払い出し制限があったため普及しませんでした。途中解約も可能でしたが、その際には非課税メリットは無くなってしまいます。例えば高校入学時に資金が必要になったケースや利益確定させたいケースなどが考えられます。
制度廃止に伴い、18歳まで払い出し制限のルールが撤廃され、魅力的な制度に化けました。
2023年までは毎年80万円まで非課税で投資可能で、20歳になるまで非課税で運用可能。2024年以降は自由に払い出し可能になりました。
2021年から利用を開始すれば、子供一人あたり 80万×3年＝240万円 をその子が18歳になるまで非課税で運用ができます。小さなお子様がいる過程で資金に余裕がある方は検討の価値があると思います。
既に自分名義の証券口座でNISAやつみたてNISAを始められている方も、それとは別枠で非課税運用ができます。急に資金が必要になった場合も2023年以降は非課税のメリット受けたまま解約することも可能です。
口座開設
ジュニアNISA口座を開設する証券会社の選択については、買いたい商品が揃っていることはもちろんですが、入金時の手続き等を踏まえると自分が使っている証券会社から選択するのが無難だと思います。私は楽天証券とSBI証券を利用しているのでどちらかで迷いましたが、入金方法の違いが決め手で楽天証券を選びました。
リアルタイム入金とは、振込時の手数料が無料で、振込後、リアルタイムに楽天証券の預かりに資金が反映される大変便利な入金方法です。ぜひ、ご利用ください。
※リアルタイム入金には、提携金融機関でのネットバンキングの契約が必要です。提携金融機関一覧をご覧ください。
未成年口座へのリアルタイム入金においては、確認画面で振込元の銀行口座をご選択をいただくことでお子様名義のほか、取引主体者が登録親権者の場合、登録親権者名義による入金も可能です。
楽天証券HP https://www.rakuten-sec.co.jp/web/under_age/deposit.html
Q：親権者から未成年口座へ直接振込ができますか？
A：できません。ご入金の際は、成年・未成年の別にかかわらず、証券口座名義人ご本人様を「振込依頼人」とされますようお願いしております。未成年のお客様にご利用いただけます入金方法は、「銀行振込」、「振替入金（ゆうちょ銀行）」がございます。
SBI証券HP https://faq.sbisec.co.jp/answer/5ec375cfd31ea500111ec349?search=true
楽天証券でジュニアNISA口座開設手順
ジュニアNISAを始めるには、親権者の総合取引口座と子どもの未成年口座、ジュニアNISA口座の3つが必要です。そのためにはまず、親権者の総合取引口座を開設する必要があります。未成年口座、ジュニアNISA口座は同時に申し込めます。私が申し込んだ時は以下の書類を準備しました。
- マイナンバー通知カードのコピー（表）
- 運転免許証のコピー（表・裏）
- 親子の続柄が記載された住民票の写し
詳細な手順や必要書類は以下の通りです。
必要書類①未成年総合取引口座開設申込書
申込み後、楽天証券から送付されます。必要事項をご記入ください。
必要書類②未成年者のマイナンバー通知届出書
申込み後、楽天証券から送付されます。未成年者のマイナンバーをご記入いただき、下記のいずれかを貼付ください。
- 通知カード（表面のコピー）
- 個人番号カード（表面・裏面のコピー）
- マイナンバーの記載がある住民票の写し
必要書類③登録親権者（親、後見人）の本人確認書類
必要書類④登録親権者と未成年者の続柄が確認できる書類
申込書と一緒にご提出いただく必要な添付書類はご家族構成により異なります。
※住民票の写し、戸籍謄本および戸籍全部事項証明書は6ヶ月以内のもので、発行元印あるもののみ有効です。
必要書類⑤未成年者（子供）の本人確認書類（登録親権者とお子様が同居以外の場合のみ）
下記のいずれか1点
- 各種健康保険証（表裏両面）
- 在留カード（表裏両面）
- 印鑑登録証明書
- 運転免許証（表裏両面）
- 住民基本台帳カード（表裏両面）
- 旅券（パスポート）※1
- 特別永住者証明書（表裏両面）
- 住民票の写し
- 個人番号カード（顔写真がある面）
- ※1パスポートは顔写真があるページおよび現住所が確認できる「所持人記入欄」ページのコピーが必要です。
- ※2各種保険証記載の被保険者記号・番号および保険者番号は、マスキング処理（黒塗りなど）して見えないようにして下さい。
必要書類①ジュニアNISA口座開設届出書
申込み後、楽天証券から送付されます。必要事項をご記入ください。
必要書類②未成年者（子供）の本人確認書類
下記のいずれか1点
- 各種健康保険証（表裏両面）※2
- 在留カード（表裏両面）
- 印鑑登録証明書
- 運転免許証（表裏両面）
- 住民基本台帳カード（表裏両面）
- 旅券（パスポート）※1
- 特別永住者証明書（表裏両面）
- 住民票の写し
- 個人番号カード（顔写真がある面）
- ※1パスポートは顔写真があるページおよび現住所が確認できる「所持人記入欄」ページのコピーが必要です。
- ※2各種保険証記載の被保険者記号・番号および保険者番号は、マスキング処理（黒塗りなど）して見えないようにして下さい。
必要書類③未成年者のマイナンバー通知届出書
申込み後、楽天証券から送付されます。未成年者のマイナンバーをご記入いただき、下記のいずれかを貼付ください。
通知カード（表面コピー）
個人番号カード（表面・裏面コピー）
マイナンバーの記載がある住民票の写し
必要書類④登録親権者（親、後見人）の本人確認書類
必要書類⑤登録親権者と未成年者の続柄が確認できる書類
申込書と一緒にご提出いただく必要な詩添付書類はご家族構成により異なります。
楽天証券でジュニアNISA口座開設する際の注意点
私は、ジュニアNISA口座の開設手続きに1か月以上かかりました。書類に不備があった子の分はまだ完了しておりません。税務署の審査等があるため開設まで時間がかかりますので、今年からジュニアNISAを始めたい場合は時間に余裕を持って申請されることをお勧めします。また、自分の証券口座がない場合は先に自身の総合取引口座の開設が必要なためさらに時間に余裕を持ちましょう。
①Webでの申請～書類が届くまで：約1週間
②必要書類を添付し送付：4月末
③楽天証券からの総合取引口座開設の書類を受領連絡：5月17日
④口座開設の手続きが完了連絡：5月19日
⑤ジュニアNISA口座開設届出書の受領連絡：5月21日
⑥ジュニアNISA口座の開設手続きの完了連絡：5月28日
ちなみに子供1人の書類に不備がありその連絡を5月18日に受け取りましたが書類が返却されたのは5月29日でした。